1.1.3 記録媒体の選び方とフォーマット

Insta360 Titanで撮影するためには、SDカード9枚をカメラに挿入しておく必要があります。
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  • 記録媒体の選び方と注意事項

    Insta360 Titanで使用するSDカードは、どちらもV30ビデオスピードクラスに対応したものでなければなりません。

    Panasonic SDXC UHS-1 メモリーカードのご利用を推奨します(Insta360公式ストア商品ページリンク)。メモリーカードを購入する際には以下の点に注意してください。

    ① V30対応であることが明記されているものをお選びください。高速カードの中には1秒あたりの読み書き速度が速いものもありますが、そのようなカードはマルチチャンネル同時書き込みには適しておらず、しばらく使っているとファイルフラグメントが蓄積し、コマ落ちが発生したり録画が停止したりすることがあります。

    ② カードはexFAT 形式でフォーマットされていることを確認してください。それ以外の形式でフォーマットされている場合はexFAT 形式でフォーマットし直してください。

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    Titanで使用するSDカードの容量に上限はありません。

  • 記録媒体を取り出す際の注意点

    ファイルのディレクトリ構造はTitanでさらに複雑になっているので、記録媒体を取り出す際にはカメラの電源が落ちていることを確認してください。カメラの電源が入ったまま記録媒体を取り出すと、ごく稀にファイルがまったく保存されないことがあります。そのため、記録媒体を取り出す前にカメラの電源が落ちていることを確認してください。

  • カメラの機能を使ってSD カードをフォーマットする方法

    高解像度の動画を頻繁に録画すると、複数のファイルによりデータフラグメントが蓄積し、カードのアクセススピードに影響します。そのため、記録媒体は定期的にフォーマットし直すことをお薦めします。特に、大切な写真を撮影する前には必ずフォーマットを行ってください。

    Titanにはスタンバイ フォーマットの機能があり、使い方は簡単です。Titanでフォーマットするとフォーマット時間を短縮でき、PCのソフトウェアでフォーマットするよりも確実にフォーマットできます。記録媒体のフォーマットはカメラで行うことを強くお薦めします。

    フォーマットの手順は以下の通りです。

    a. スクリーンメニューからcamera settings (カメラ設定) を選び、Settings (設定) > Storage (記録媒体) > Storage Space (空き容量) の順にたどります。
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    b. このメニュー項目では、現在カメラに挿入されている記録媒体の実容量と空き容量を確認できます。フォーマットする記録媒体を選んで電源ボタンを押すと、カメラはフォーマットするか確認するメッセージを表示します。再度電源ボタンを押すと選択した記録媒体のフォーマットを開始します (フォーマットする前に記録媒体のデータをバックアップする必要があることに注意してください。フォーマット完了後は記録媒体のデータはリストアできなくなります)。
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    1.フォーマットが成功すると「formatted success」と表示されます。
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    2.「Formatted completed with fragments left.」と表示された場合、フォーマットは完了したもののファイルのフラグメントが残っていることを示しています。このような場合、SD カードをexFAT形式でフォーマットすることはできないので、カードのメーカーに修理もしくはカードの交換を依頼してください。
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    c. フォーマット完了後に「failed」と表示された場合、フォーマットに失敗したことを示しています。記録媒体が書き込み可能になっているか、あるいはカードが破損していないか確認してください。書き込み可能な状態にした後で再度フォーマットしてみてください。
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    d. Titanは8枚のSD カードを同時にフォーマットできます。どれか一枚を選んで次に進むと、選んだカードのみフォーマットするか、すべてのカードをフォーマットするかを選べます。
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  • カードのスピードテストについて

    Insta360 Titanはファイルを複数の記録媒体に記録するマルチカード機構を採用しています。各記録媒体に書き込む速さは最大で180Mbpsなので、Titanは記録媒体の書き込み速度と安定性に高い基準を設けています。弊社が推奨する記録媒体を使用してください。

    新しいSDカードに動画やライブストリームを初めて記録する場合は、カメラの示す手順に従ってスピードテストを実施し、ご使用の記録媒体が書き込み速度の基準を満たすことを確認してください。

    別の方法として、screenメニューのcamera settingsからStorageを選ぶと、『Storage Space (空き容量)』の下に『Test Write Speed (書き込み速度のテスト)』という項目があります。この項目を選ぶとスピードテストを実行できます。
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    テストの結果、「All storage devices write speed are sufficient (すべての記録媒体で十分な書き込み速度があります)」と表示された場合は、すべての記録媒体の書き込み速度が基準を満たしていることになります。
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    テストの結果、書き込み速度が十分でないカードがあった場合、記録処理がこのカードの影響を受けます。上述の手順に従い、カメラのフォーマット機能を利用して、このSDカードをフォーマットしてください。フォーマット前にカードの内容をバックアップしてください。フォーマットが完了したら、再度このカードに対してスピードテストを実施してください。

    書き込み速度と安定性の要求を満たす記録媒体を使用することが、動画の記録を成功させる重要な前提条件となります。そのため、記録を開始する前に必ずスピードテストを実施してください。
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