Premiere プラグインはInsta360 Stitcherバージョン1.7.0以上にインストールできます。このプラグインを使うとProで撮影した動画を直接インポートしてPremiere で編集したりエクスポートしたりできます。このプラグインはPremiere CC Pro 2017 / 2018をサポートします。
プラグインのダウンロードリンク
https://www.insta360.com/download/insta360-pro?inspm=6f8b88.d9d6a3.0.0
Stitcherをインストールする際に、「Select Additional Tasks (追加するタスクを選ぶ)」という画面で、「Install plug-in for premiere (premiere 用プラグインをインストールする)」というオプションが表示されます。このオプションはデフォルトで選択されています。「next (次へ)」をクリックするとインストールを続けます。このプラグインはPremiere Pro CC 2017 / 2018と互換性があります。Stitcherをインストールする際にはPremiere を終了する必要があることに注意してください。終了しなければインストールが失敗します。
このバージョンのStitcherをインストールする場合は、Premiere を起動し、新規プロジェクトのトップメニューで「window」->「Extensions」->「Insta360Pro Importer」をクリックしてプラグインを使用してください。
Importアイコンをクリックしてオリジナル動画のあるフォルダをインポートします。Insta360 Proのオリジナル動画をインポートする前に、「Monoscopic」、「Stereo (Left Eye on Top)」、「Stereo (Right Eye on Top)」といったコンテンツタイプを選ぶ必要があります。現在のバージョンでは動画ファイルのインポートだけがサポートされ、画像のインポートはサポートしません。
フォルダのパスは、ショートカットのパスではなくディスク上のパスで指定します。一つのレンズで撮影したアスペクト比16:9のオリジナル動画の場合、インポート時にMonoscopic だけが選べます。また、アスペクト比4:3のオリジナル動画の場合、インポート時に3つのコンテンツタイプのどれでも選べます。インポート時には複数のフォルダを同時にインポートできますが、コンテンツタイプが一致しない動画は無視されます (例えば、「Stereo (Left Eye on Top)」のタイプの動画をインポートする場合、一つのレンズで撮影した動画のアスペクト比が16:9の8K動画を選ぶと、動画はインポートされません)。
「Import (インポート)」をクリックして8K動画フォルダをインポートします。Premiere の左下の領域にあるインポート元一覧にはスティッチング属性を持つオリジナルの動画が表示されます。動画をタイムラインに追加すると、関連するプロキシ動画のボタンが動画再生時にデフォルトで有効になります。これはまさにプラグインの仕組みによるものです。8Kオリジナル動画をインポートすると、同時に高速プロキシ動画も生成されます。このプロキシ動画はマシンのリソースを必要とせずに短時間で作られます。
stitching settings (スティッチング設定) をクリックすると、動画のスティッチング属性の調整とプレビューが可能になります。デスクトップ ソフトウェアのStitcherと同様に、別のスティッチングモードやサンプリングタイプ、Use Default Circle Position (デフォルトサークル位置を使用する) 、ジャイロスコープ手ブレ補正機能を選ぶことができます。動画を最終的にエクスポートする際に自動的に設定が適用され、最終的には動画のレンダリングと同時にスティッチングされエクスポートされます。スティッチングとエクスポートの処理速度はStitcherと同じで、どちらもハードウェアを使ってエクスポートを高速化できます。
その結果、複数の動画フォルダをバッチ処理でインポートすることができ、Premiere を使って高速な編集とエクスポートを行い、効率的にパノラマ動画の後処理を行うことができます。新たに動画クリップを作成し、タイムライン上で直接編集できます。8K動画を編集するので、動画の再生はPCの処理能力に左右されます。高性能PCでは1秒あたり3fpsで再生できます。
トランジションやテキストを追加することもできます。動画をエクスポートする際は、Premiereはレンダリングとスティッチングを同時に実行するので、スティッチングに要する時間を大幅に短縮できます。