1.1.7 三脚を選ぶ

このカメラは三脚、安定化ホルダー、ドローン、車載用吸盤と組み合わせて使うことができますが、中でも三脚は多くのシーンでもっともよく使われています。通常は撮影者が静止画や動画に写り込まないようにするために三脚を使用しますが、夜間や日の出、日没、弱環境光下、あるいは長時間露光時など、カメラを保持し続けるのが困難な場合にも使用します。ここではPro 2に最適な三脚の選び方についてアドバイスします。

  1. 三脚のマウントねじには、1/4インチと3/8インチの2つの種類があります。Pro 2の本体底部には3/8インチと1/4インチの両方に対応するねじ穴が付いています。このほかに1/4インチのねじ穴が十字型に4か所切られており、強力に固定する特殊な形の三脚にも対応します。
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    (中央のねじ穴は3/8インチ - 1/4インチ変換アダプタとなっています)

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    (変換アダプタを外して3/8インチねじに対応した状態)

  2. 三脚を選ぶ際には安定しているかどうかを考慮し、有名ブランドのものを選ぶか、あるいはご自分の判断で最適なものをお選びください。

  3. パノラマ動画は常に一人称の視点で録画します。Pro 2の基部からレンズまでの間隔は約12cmなので、人の目線と同じ高さになるように、160cm以上の高さがある三脚を選んでください。

  4. パノラマ動画ではボトムスティッチングも必要なので、方向調整ハンドルの付いた三脚はお薦めしません。

  5. 撮影シーンによっては一脚の方が好ましい場合もあります。一脚を設置するのに必要な面積は三脚よりもはるかに小さいので、撮影後の消去が簡単になります。パノラマ動画で自分の足元を見ると不自然に見えたり製作者のロゴで隠れたりする所がありますが、それによって一脚が隠れることになります。

  6. 動きの大きい被写体を撮影したり、撮影者の意に沿わない動きをする人が多数いるようなシーンでは、被写体が三脚にぶつかってカメラがダメージを受けないよう、より安定した三脚を選んでください。
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    ハンドルの付いた三脚は使用しないでください。

  7. パノラマ撮影をする際は、撮影後の編集を容易にするため、三脚の設置面積ができるだけ小さくなるようにしてください。この点で、Manfrotto (マンフロット)社製の三脚は安全性が高く、可搬性に優れ、使いやすく、操作性も良いので、撮影支援機材としてお薦めできます。
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    https://www.manfrotto.us/products/virtual-reality?limit=36

  8. Nodal Ninjaパノラマ撮影用機材もお薦めできます。
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    http://shop.nodalninja.com/carbon-fiber-poles/